名刺への資格記載は資格団体の記載例を事前に必ず確認

名刺は自分の分身とも呼ばれ、渡す相手に自分の事を理解してもらう第一歩ともなる道具です。名刺は自分のアピールポイントにもなるため、スキルを有している証となる資格を記載することはおすすめです。しかし記載すれば良いという物でもありません。

アピール材料として働く資格を記載することでプラスのポイントや評価につながります。名刺への資格の記載例などを紹介します。

名刺を10枚から作成する方法と作成時のポイント

名刺に記載する資格に特に基準は存在しない

一般的に名刺には会社の名称と役職、そしてフルネームが記載されています。どこの会社でどのような業務を担当しているのかを示すにはそれだけで十分ですが、名刺は自分を知ってもらうための道具であることを利用し、アピールポイントとして保有している資格を記載するのはとても有効です。

資格はその分野におけるスキルを有していることを対外的に示すものであるため、その分野に精通していることを証明することができます。名刺に保有資格を記載することでスキルを示すだけでなく話題のきっかけ作りにもなります。

名刺に保有する資格を記載することに対して明確な基準は設けられていません。もちろん保有していることが前提となりますが、記載する数に決まりはなく、記載する資格の数にも上限は設けられていません。ただし会社で記載する資格に対して規定が定められている場合にはその決まりに従うのが鉄則です。

あくまでも会社の代表として名刺を作っているため、会社の規定を守るのが当然だからです。

記載する上で注意しなければならないポイント

名刺に資格を記載する上で注意しなければならないポイントがあります。資格を保有していれば資格を名刺に記載すること自体問題はありませんが、記載方法に関しては従うルールがあります。そのルールは資格団体等が定める基準となり、名刺に記載する文言が細かく決められているケースもあります。

具体的な記載例としてファイナンシャルプランナーにおいては、「ファイナンシャル・プランニング技能士」と記載することが資格団体で定義されています。文言を勝手に変更したり、文言を追加したりすることはできません。

この規定は国家資格に多いのですが、民間資格でも同様の取り扱いがされるケースがあるため、資格団体のホームページなどで事前に確認しておく必要があります。また、資格を有効にするためには資格団体に登録が必要な場合があります。

資格は有していても資格団体に登録されていないケースは資格保有と見なされないケースがあるため、この場合名刺に資格名を記載することはできなくなってしまいます。誤った記載は信用問題にもつながるため、誤認識しないように気をつける必要があります。

ロゴなどを使用する場合には規約を確認

名刺は第一印象でインパクトを与える存在です。そのため資格を記載する場合には、ロゴを使用する事もおすすめです。ロゴの使用は資格を目立たせる存在であるだけでなく、限られた名刺のスペースにロゴを掲載することでより多くの資格情報を記載することも可能になります。

複数の資格を同時に記載したい場合には、ロゴだけを並べる方法も効果的です。しかしロゴの使用にも注意点があります。資格のロゴは商標登録されているケースも多く、それに従って記載する必要性があります。資格団体のホームページなどでロゴの使用が認められているかどうかを確認するとともに、記載する際の大きさや色についても細かい規定が存在していることも多いため、記載例などで事前確認しておくことが必要です。

特に色やフォントに関しては規定が厳しく、使用する色やフォントなどを忠実に再現する必要があります。名刺発注の価格にもよりますが正確に表現するために、名刺をフルカラーにするなど対応しなければならないケースもあります。

コストにも影響するため利用する場合には十分な検討が必要となります。

資格は活かして始めて価値が出る

資格は飾りではありません。保有しているスキルも利用しなければ価値は発生しません。そのため、名刺に資格を記載して終わりではなくビジネスにおいて資格をどのように活かし、その結果、相手にどのような利益をもたらすのかをアピールしなければ意味がありません。(参考情報 ... 名詞印刷)

資格を名刺に記載することで挨拶時の話の話題になります。

資格を活かしてビジネスを行う事で品質や安心感などを与えられる点をアピールすれば商談が有利に働きます。例えば、ITソリューションのコンサルティング営業を行う場合に、システムメーカーの上級資格を有している事、情報処理資格を有している事を名刺に記載することで、商談の際に資格を有しているためソリューションの構築に自信と経験がある、そしてネットワーク関連に関しても強みがあると大々的にアピールでき、安心して任せられる事を対外的に伝えられます。

結果、商談をスムーズに運べるようになります。資格を活かしてこそ始めて価値が出ることを認識したうえで名刺を作成することが大事です。

記載する資格によって使い分けるのも方法

資格は活かしてこそ価値が生み出されます。ITソリューション営業にフードコーディネーターの資格を記載しても意味がありません。保有している資格を羅列するのではなく、価値を生み出す道具として資格を記載することが最も大事なポイントです。

事業を複数行っているケースにおいては、一種類の名刺に複数のジャンルの異なる資格を記載するよりも、それぞれのジャンル毎に名刺を作成し使い分ける方が効果があります。実際、営業先の顧客業界に応じて名刺を複数使い分けるケースは珍しい事ではなく、より専門的な話をするために挨拶の時から道具を使い分けるのも営業手法の一つとされています。

資格は更新もあれば、上級資格の取得など日常的に変わる物でもあります。資格が更新されれば名刺も同時に更新し、常に新しい名刺を持ち歩き、既に名刺交換が終わった顧客にも新しい資格が記載された名刺を再配布することで、新しいビジネスチャンスが訪れる可能性も高くなります。

資格取得はビジネス価値を高めるスタートです。名刺に資格名を記載し武器にすれば、ビジネスを有利に働かせることが可能になります。

名刺に記載する資格はビジネスへの武器

資格はスキルを対外的に証明する事ができる物です。せっかくの資格をビジネスに活かすためにも名刺に記載することがアピールポイントとなります。名刺への資格の記載は資格団体の記載例を事前に確認した上で行う事が大事なポイントです。

誤った記載方法は資格団体へ迷惑をかけるだけでなく会社への信用問題にも発展してしまう可能性があるため注意が必要です。